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ライブ・レポート

ワンマンライブ 〜 季節の変わりめはいつも雨 〜

    日時 : 2001年06月27日(水) 20:00〜
    場所 : 高円寺 JIROKICHI
    出演 : Vo,P:美菜呼、B:平石カツミ、G:細川圭一、P:高瀬順、Dr:坂田学、Harp:続木力


 01. ランドセル
 02. Dear Friends
 03. 平凡
 04. 10年前、それから
 05. 8月9日の風
 06. 東京の三日月
 07. Sugarless Boy
 08. Big Chocolate Cake
 09. 歩道橋
 10. 逢いたいよ
 11. キャラメル
 12. Tumblin' Song
 13. 宝島
 14. 見えない翼
   - encore -
 15. 向日葵
 16. Cry for the day
2001/06/27 JIROKICHI


最近の美菜呼は「高く飛びたい」「高く飛べる」という言葉をよく使う。
「お酒飲みにいこうよ」の次くらいによく使う。
歌いながら、空に高く高く、手を伸ばす。
いつも思う。あの手で何をつかもうとしているんだろう。

午後8時、いつも通り、「ランドセル」で始まったライヴ。
美菜呼の手は今日も伸びていく。

雨で知られる美菜呼のライヴには珍しく、空は晴れ上がり、梅雨の合間の三日月が綺麗な夜だった。

2001/06/27 JIROKICHI   2001/06/27 JIROKICHI

東京の三日月。
昔、この曲を毎回ライヴで演ってた頃の美菜呼はコンペイトウみたいにあちこちとんがってた。
いや、そんな甘いものじゃない。
有り体に言って、缶きりでガキガキ開けた、缶詰の蓋くらいとんがってた。
「そうそう、曲の途中で出ていこうとする客に、 “ねえ、ちょっと、なんであたしの曲の途中で帰んの?”って指差しちゃったりしてね。」
古い友人が囁いて、そして少し後に、笑いながら呟いた。
「でも、なんだか軽やかだよね、今日の“三日月”。」

聞こえているのか、いないのか、美菜呼はちょっとはにかんでいるようにも見える。

そんな美菜呼の辿ってきた道を思ってみる。
何かを掴もうとする彼女の手、これから進んで行こうとする、その先の未来を思ってみる。
たくさんの期待と、心からの応援を胸に、そして少しだけ・・・淋しさを感じながら。

その瞬間、
“あたしはまだ、ここにいるから”
美菜呼と目があったような気がした。

2001/06/27 JIROKICHI   2001/06/27 JIROKICHI

いいライヴだった。
今日も、いいライヴだった。
「Sugarless Boy」 ではほんとに多くの人が一緒に口ずさんでいた。
「宝島」のイントロになった途端、それと察したのか、瞬時に眼を輝かせた女性が2人、嬉しそうに手を叩いていた。
6月生まれのみなさんを祝う「Big Chocolate Cake」での、 続木さんのお茶目なアドリブ(ハプニング?)にみんな、声をあげて笑ってた。
コンペイトウがキャラメルになった夜、誰も、帰る人なんていなかった。

アンコール、新曲の「向日葵」。
“ここにいる”ことと、その中での“小さな変化”。
最後に新曲を持ってきた美菜呼の宣言をしっかりと受け止めたい、と思った。

ライヴ後、美菜呼からメールが来ていた。
「みんなのあたたかい拍手とメンバーに支えられてあたしは鳥になりました」

次回、空にカササギが渡る季節のライヴで、彼女はどんな鳥になってくれるだろう。
楽しみに待つことにしよう。
                     ☆
最後になったが、坂田学。
美菜呼ファンを魅了し続けてきた、あの、才気迸るBEATをJIROKICHIでは当分感じられなくなってしまうのは淋しいけれど、 それでも、彼が叩きつけた答えは、きっとこれからの美菜呼の音楽を刺激し、 彼女をさらなる新しいステージへ導いていくことだろう。
彼が美菜呼とのステージで叩き出してきたリズムが今までずっとそうだったように。

活躍を祈る。

<こよ>

 

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