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ライブ・レポート

ワンマンライブ 〜 アコースティックな水色の夜 〜

    日時 : 2001年07月10日(火) 20:00〜
    場所 : 高円寺 JIROKICHI
    出演 : Vo,P:美菜呼、G:細川圭一、P:高瀬順、Harp:続木力、ゲストPerc:石川雅康


 01. リラ
 02. Tumblin' Song
 03. カレーを作る日
 04. 空は良く晴れて
 05. 東京の三日月
 06. ジグゾーパズル
 07. ランドセル
 08. 平凡
 09. ビックチョコレートケーキ
 10. 23時
 11. 歩道橋
 12. 寝てもさめても
 13. 宝島
 14. 笑っていたい
   - encore -
 15. 逢いたいよ
 16. 向日葵
2001/07/10 JIROKICHI


今日のライヴは、「変化」に満ちていた。
ドラムが空席になり、スペシャルゲストとしてパーカッションの石川さんが参加。
ここまでは予定通りだ。
でも、ベースの平石さんの不参加がライヴ直前に決定。
お父様が亡くなったのだ。
非常事態。
選曲とアレンジが、リハーサル中に変更された。

そしてライヴは始まった。
黒でまとめた衣装に鮮やかな赤いカーディガンを纏った美菜呼が登場すると、 演奏が始まる前から拍手が沸き起こる。

2001/07/10 JIROKICHI   2001/07/10 JIROKICHI

「変化」は、不安を吹き飛ばしてくれるようなものばかりだった。 石川さんのパーカッションは、プリミティヴなパワーに溢れていた。 キーボードの高瀬さんは、左手でベースラインもカバーする大活躍。 続木さんは、コーラスでデビュー(!)した。 細川さんも、全体のバランスとリズムにいつも以上に集中している のが、表情からも伝わってきた。

そんなバックに支えられて、美菜呼が歌う。
歌の中で笑い、泣き、時に叫び、時に優しく語りかける。
歌いながらゆっくりと客席を見回し、目の合った一人一人に目を細めて微笑みかける美菜呼。

歌詞をトチったり、演奏をやり直したりするシーンもあった。 今日に限っていえば、「完成度」は決して高くないと思う。 でも、みんなの歓声と拍手と歌声は、いつにもまして大きかった。
ますますライヴが好きになった一日だった。

2001/07/10 JIROKICHI   2001/07/10 JIROKICHI

今回のライヴで特に印象に残った曲を紹介しよう。

“空は良く晴れて”“23時”“寝ても醒めても”
懐かしい曲。「もう聴けないと思ってた」と囁く声が聞こえた。
美菜呼が、何年も前に作り、暫く歌うのをやめていた曲を、 当時の想いをかみしめ、今の気持ちを込めて、今また歌う。 なんだか時間が渦を巻いているような不思議な気持ちになった。 そうそう、“空は良く晴れて”のジプシーガールが蝶になってたの、みんな気付いた?

“東京の三日月”
いつ聴いても、何回聴いても、懐かしいような切ないような独特の気分にさせてくれる。 名曲だと思う。パーカッションが入ってより雰囲気が出た、との感想あり。

“ジグゾーパズル”
想いが溢れてしまいそうになる瞬間もあったが、大丈夫。 バタフライが心を込めて運んだメッセージは、 平石さんのお父さんにも、きっと届いたに違いない。

“平凡”
「今日が無事に過ごせたよ…と きっと ありがとう…と思う」
初めて聴いた日から今日まで、日に日に歌詞が心に染み入ってくる ように感じる不思議な曲。

“ビックチョコレートケーキ”“歩道橋”
ライヴならではの盛り上がり。みんなで声を合わせて歌い、 手を叩く。ライヴハウスが一体になっているのを感じた。 “ビックチョコレートケーキ”で細川さんのソロが短かったのは、 御本人もファンもちょっと物足りなかったかも。

“逢いたいよ”
本日のイチオシ。 辺りが静寂に包まれ、暗闇の中スポットライトにピアノと美菜呼の 姿が浮かび上がる。ゆったりと流れるメロディーが全身を包み、 歌詞が心の内側から体全体に広がっていくような不思議な感覚に 襲われる。まるで自分が何処か知らない場所にいるようで、 荘厳とでもいおうか、ある種の恐ろしささえ感じた。 これ以上なんと言っていいのか分からない。貴重な体験だった。
拍手がしばらく鳴り止まなかった。

2001/07/10 P:高瀬順

  2001/07/10 Harp:続木力

2001/07/10 Vo,P:美菜呼

2001/07/10 Perc:石川雅康   2001/07/10 G:細川圭一

末筆ながら、平石さんのお父様の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

<へのもちん>

 

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