minako-music.com
[ Back ]
ライブ・レポート

ソロライブ 〜いつもの景色の小さな変化を見付けた…〜

    日時 : 2001年08月18日(土) 第一部 20:00〜 第二部 21:00〜
    場所 : 高円寺 JIROKICHI
    出演 : Vo & P:美菜呼、AG:近内康広


<第一部>
01. Bye Bye Bye
02. ランドセル
03. 手紙 〜根雪〜
04. 見えない翼
05. スプーン
06. 笑っていたい
07. 淡い色

<第二部>
01. 10年前…それから…
02. 平凡
03. 8月9日の風
04. ひこうき雲
05. 向日葵
06. 宝島
07. Hero
   - encore -
08. 逢いたいよ
09. Cry for the day

2001/08/18 JIROKICHI

<第二部>


最近の美菜呼はどんどんテンションが上がっていっているように見える。 加速する各種プロモーション。メディアでの露出。パソコンの特訓。
そして、何より、ライヴ活動。-8月は日本人だからお休み-のポリシーを曲げて、 無謀とも思えるお盆時期の二日連続ブッキング。
今日はその一日目だ。繰り返すがライヴは明日もある。 果たしてお客さんはどのくらい集まるのか。正直不安でもあった。
雨は上がったがまだまだ蒸し暑さの残る夜8時。JIROKICHIを覗くと……もう満席だった。

今日はピアノの弾き語りをメインとした二部構成。コンセプトは「原点回帰」だろうか。 ステージのまん中にデンと鎮座したピアノはいつもより大きく見えた。

ライヴは“Bye Bye Bye”から始まった。
シンプルに、ていねいに。一曲一曲、いつもより心なしかゆっくりと歌い上げる。 ピアノの優しい音色に乗った歌声。浸るには、弾き語りは最高かもしれない。

2001/08/18 JIROKICHI   2001/08/18 JIROKICHI

「こんな弱気な夜は…」「限界を感じるさびしさ…」「お腹の底から笑うことが少なく…」 何故か最初は重いフレーズばかり耳に残った。
観客とは勝手なもので、その時の気分によって、心に残る歌詞やメロディーが変わる。 この時へのもちんは感傷的だったのかなあ。みんなにはどう聴こえていたんだろう。

前半のステージで特に印象に残ったのは、
“見えない翼”“笑っていたい”“淡い色”。
“見えない翼”は今日の弾き語りの中でも特にいつもよりスローで、 美菜呼は、一言一言を大切にかみしめるように歌っていた。
“笑っていたい”はそのとき自分が求めていたものを貰った感じ。 夏の花火みたいにぱっと燃え尽きる訳にはいかない。 なかなか浮かんでこない感情の中で、ただ、生きてる。もっと、生きてく。 ……出来るなら、笑って生きたい。うん。
第一部のラストを飾ったのは新曲“淡い色”。夢を追っている人の為に創った歌。 白で薄め続けてきた原色。日常の中で、いつしか自分が何色だったかも忘れてしまう。 そんなカンバスは捨てよう。花を、咲かせましょう。……そんなメッセージだった。 サビのメロディーと、「現実の中、私は孤独になる」という歌詞が心に残った。

2001/08/18 Vo & P:美菜呼   2001/08/18 AG:近内康広

第二部はスペシャルゲスト、近内康広さんとのデュオ。近内さんは高校以来の仲間とのこと。 MCや、演奏中に目で交わす合図にも、あうんの呼吸が感じられる。 コーラスもいい感じだったし、アコースティックギターの音色はどこか懐かしさを感じさせた。

なかでも、ギターのみの伴奏で聴く“平凡”は新鮮だった。 軽快なカッティングは、この曲の抑えた歌詞にもよく合っていたと思う。
そして、本日の白眉は“ひこうき雲”。これもギターだけの伴奏。 圧巻。綺麗で、悲しくて。澄み渡った青空に、美菜呼の伸びやかな声が溶けて行く。 感動のあまり鳥肌が立った。
“向日葵”いつもの景色の小さな変化。いや、今年の夏はいろいろなことがあった(謎)。 ピアノソロが良かった。

2001/08/18 JIROKICHI   2001/08/18 JIROKICHI

アンコールの一曲目は、“逢いたいよ”。CDでもお馴染みの、 言うまでもなく美菜呼の代表曲のひとつだ。その時、事件は起こった。
「ツチノコ」が出たのだ(激謎)。皆信じられないように目を見張り、 息を飲み、顔を見合わせた。ステージに視線を戻した時、 そこにはいつものようにピアノに向かう美菜呼の姿だけがあった。
ほんの10数秒程の出来事である。或いは勘違いかもしれない、と思ったが、 後で我流流・我流会のメンバーに確認したところ、確かに見た、という複数の証言が。 この事件は美菜呼ファンの間では伝説として語り継がれて行くことだろう……???

最後は“Cry for the day”。沢山の人が手拍子をしながら一緒に歌っていた。
余談だが、この曲の素晴らしさについては、 いつか、我らが我流流・我流会ボスのBONN氏に解説をお願いしたい、 と思っている。

前半の、張り詰めた空気の中、じっくり、しっとり聴かせる弾き語りと、 後半の、打ち解けた雰囲気の中、温かく包みこむようなステージ。
今日はひと粒で二度美味しかった。御馳走様でした。

外に出ると夜風が涼しかった。夏が終わろうとしていた。

<へのもちん>

・文中“ツチノコ”に関しては、link こちら

 

[ Back ]
[ TOP of this page ]

Copyright