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ライブ・レポート

ワンマンライブ 雨上がりのブランコ 〜一瞬のその景色が見たい〜

    日時 : 2001年10月14日(日) 20:00〜
    場所 : 高円寺 JIROKICHI
    出演 : Vo,P:美菜呼、B:平石カツミ、G:細川圭一、Organ:高瀬順、Dr:平井景、Harp:続木力



01. 落とした時間
02. 今度引越しするんなら海の近くがいい
03. 平凡(New Ver.)
04. スプーン
05. Cry for the day
〜 かた結びしちゃった首のひもを
  とってもらおうのコーナー 〜
(隠れ06.「さびれた町」を2曲聞き比べ)
06. 淡い色
07. 12月
08. ランドセル
09. 向日葵
10. Tumblin' Song
11. 歩道橋
12. 逢いたいよ
13. 雨あがりのブランコ
14. 宝島
   - encore -
15. 胡桃の木の下で
16. 空はよく〜ビックチョコレートケーキ〜晴れて
2001/10/14 AUTUMN SEASIDE


今回、美菜呼は挑戦したのである。
まず、いつも招待してた雨雲にDMを出すのをとうとう止めた(ようだ)。
「平凡」に大胆な新しい風を吹きこんだ。
10月ライヴなのに12月を弾き語った。
「歩道橋」を「皆さんが歌う歌」と言いきった。決意したように。
とっておきの新曲を何とアンコールで披露した。
ラストにすら、あんな心憎いナンバーを、しかもビックチョコレートとのスーパーミックスVer.でやってのけた。
そんなチャレンジ美菜呼の10月14日ライヴ、楽しかったですね。 このレポで思い出してまたかみしめていただけたら嬉しいです。
残念ながら行けなかった人にも、少しでも雰囲気を感じとってもらえたら…と願っていますが、 ところでその前に、行けなかった人たちに質問です。
どっちのメロディーが好き?歌詞は「明るく賑やかだった町ぃー」で、どうぞ。
@♪ミーミーレードーレミレドシーソーラー。
A♪ミーミーレードー(上がって)ラララシラーソーラー。
・・・挑戦だよなぁ。(笑)

2001/10/14 MEMBERS   2001/10/14 MEMBERS

8時を少し回って、メンバーは皆、揃って白と黒のスタイルで登場した。待っていたみんなの拍手が起こる。
しっかり15秒あって、美菜呼がでてくる。黒のストラップ。黒のピアノ。
ジロキチのぼんやりとしたオレンジの光の下で、 不思議だけど彼らはなんだかくっきりと写ったファインダーの中の風景みたいに見えた。

「世界で一番優しい音楽」という物語を知っている人はいるでしょうか。
そのお話の一番最初に出てくる、一葉の色あせた写真。
白い木造のちいさな家。物干し竿。洗い立ての洗濯物。
そして、幸せな2人の男女。
今回の「今度引越しするんなら海の近くがいい」は優しさいっぱいで、 平井さんのメロディアスなドラムは僕にそんな家の風景を彷彿させました。
「優しい音楽」でした。いろんな「今度引越し…」を聞いてきたけど、今日のも、 よかった。海って、激しいときも、穏やかにたゆたう凪もある。
今度、引越しするんなら、海の近くがいい。うん、わかる気がする。

そして、「平凡」。
ライヴ後にあちこちから「今日の平凡のアレンジ、よかったねー!」の声が聞こえた。
なんせ、気分はほとんどクリスマスだ!
ロマンチックなニュースはPOPに弾けまくっていた!
世界中に流れるニュースは確かに希望とは程遠いものばかりだけれど、 そんな時代だからこそ、夢追ってる人たちへのプレゼントはやっぱり元気に、 輝かしいものにしたい、って美菜呼が言ってるような気がした。
メンバーも楽しそうだった!僕らも楽しかった!拍手喝采。

Cry for the day。
掲示板でもこの曲聴いた感想を書きこんでくれた人がいた。 「すっごく深かった」って。「曲を聴いて、有り難いと思った」って。
そうでしたね。震えがくるほどの歌、演奏でした。
カウンターの前の通路に立っていた、メットもったお兄さん、 後ろの方の席の、チェックのスカートの女性。 2列目の短髪のちょっと派出目のシャツの男性に、 最前列の白と黒の服の女性の方、それから一番後ろ、入り口付近にいた、 サンダルにオレンジのバッグのお兄さん、 みんな、頭を振って、体でリズムをとって、一緒に口ずさんでいましたよね。
「こんな時代なら あなたはどうやって生きてくの?」
奇しくも134年前、1867年の10月14日はこの歌の中で美菜呼が問いかけている坂本竜馬が思い描き、 為し得た最大の仕事、「大政奉還」を徳川慶喜が奏上した日でした。
なんだか、僕らは胸を張って竜馬に、僕たちの答えを見せられるような気がしたよ。
僕は、美菜呼の歌と、そうやって心を一つにしていけるみなさんの存在が答えだって思うんです。
あのジロキチの、あの空気が、あのグルーヴが答えだって思うんです。
あれが、希望なんだ、力なんだってね。
美菜呼も言ってたよね。
「私たちにも、みんなの伝えられたい、伝えたいという気持ちが強く伝わります。」って。
Cry for the day は僕らに強く強く訴えるマスターピースです。

2001/10/14 MINAKO   2001/10/14 MINAKO   2001/10/14 MINAKO   2001/10/14 MINAKO   2001/10/14 MINAKO

さて、今回一番の挑戦、「さびれた町」較べです。
小五の時、文化祭の「走れメロス」の為に自分が作曲して持っていった「さびれた町」を勝手に先生にアレンジされた美菜呼。
執念深い彼女はその時の悔しさを大人になるまで体操着のポケットに大事に大事にしまっておき、 とうとう今回、ジロキチで公開審議にかけたのである。
「どっちがいいか、拍手の大きさで決めます!」
いや、みなやん、そんな恐い顔でプレッシャーかけられたら、 絶対まちがえるわけにいかないじゃないかー、助けてー、高槻先生ーと、 僕は、Cry for the day の時とはまた違った意味で震えあがったが、 蓋をあけてみたら、けっこう簡単だった。
だって、僕らは美菜呼ファンですから。美菜呼のメロディーはすぐわかりますよ。
だって、僕らは美菜呼の曲を気に入るほどのレベル高いオーディエンスですから。
どちらが良い曲かってのもすぐにわかりますよ。(わかったから強気になるこよ。) ・・・えーと、たしか、間違った方に拍手した人も、なんか、 ちょっといたのかな・・・いや、いませんでした、はい。(笑)

2001/10/14 MC   2001/10/14 HAPPENING   2001/10/14 MC

「淡い色」、弾き語りの「12月」をしっとりと歌い上げ、さあ、第2部。
何故かカウンターで休んでた高瀬さんと平井さんが呼び戻される。
「飲んでないって。飲んでないよ〜」・・・そのグラスは、何ですか。(笑)
ランドセル!素晴らしかったよね。 1等賞をあげたい。
それから向日葵。今回は特にキーボードのうねりが心地よかった!
聴くたびに成長する曲ってあるんだね。ほんとに、伸びていく向日葵みたいだ。
名曲、「Tumblin' Song」 。そして、「歩道橋」。 この曲の紹介の時に美菜呼が「次は…みなさんが歌う歌です。」って言いきったのをきいて、 あれっ、と思いました。
今までも、この曲や「ビックチョコレートケーキ」で、 美菜呼は楽しくなってくるとタンバリンを振り出して、 客席と一緒にリズムやコーラスをとるのを嬉しそうにはしていたけれど、 それでも、僕の知る限り、 彼女は「よかったら、一緒に!」とか「協力をよろしくお願いします!」とか、 どちらかというと(美菜呼にしては)控えめな誘いの言葉しか口に出さなかった。
だから、言いきった美菜呼にとても嬉しくなった。
みんながこの曲を覚えて口ずさんで、育ててくれて、 「歩道橋」はみんなと美菜呼の「歩道橋」になったんですね。 この曲の、力さんのハープが切なく明るく、カッコいいのには、いつもながらしびれる!
カウンターのメガネのお兄さん、 ギターのけっさんのまん前のちょっと茶色い髪の女性、 壁の穴の向こうの白いブラウスの女性、 その隣で、ビールを片手に眼を細めてた、少し髪をくしゃくしゃにした女性。
やっぱり、口ずさんでたみんなの力が答えだ。
次はもっとみんなで盛り上げましょう!♪ラララ〜のコーラス、 覚えてきてくださいね。
まだ覚えてない人はミニアルバム「美菜呼」をいますぐゲットせよ!
力さんのハープ聴くだけでもこの曲、リピートでかけてみる価値、ありです。

2001/10/14 CLAPPING OF HANDS   2001/10/14 MINAKO

「逢いたいよ」で会場にひろがり染み渡った音符たちがまだ静かに漂っている。
そんな余韻の底からキーボードとドラムがもう一度走りだし、 散っていった音符たちを呼び戻していくかのような気運を立ち上げていく。
魔法の音たち。
はっきりと音符たちがメンバーの周りに戻っていくのが見える。
平石さんが音の調節をしている。じれったくなるほどの長い時間。もう、 客席はとっくに期待の波が大きく動き始めている。
待ちきれないように、美菜呼が小さく “yeah” と声をあげた。
平石さんの指がゆっくりと機械のつまみからはなれていく。
「雨上がりのブランコ」だ!
しつこいと言われようと、断言します。これは間違いなく、 美菜呼の代表曲のひとつになる歌だ。
大切に大切に聴いていきたいと思う。
美菜呼にも、大事に大切に歌っていって欲しいと思う。
・・・ダダダダッ!!!そして、ラストは「宝島」だった。
会場のあちこちからの歓声に応えて、 今日もすごく大きなくじらが紫の夢を運んでくれた!

2001/10/14 MINAKO
   

待ち合わせ場所 胡桃の木の下で 夕陽が佇む そっと赤く佇む

あと何回「自分らしく」と呟いてみればいいのかな
あと何回なくしたなら失う前に大事な物と気づくのかな

美菜呼のライヴは答え探しのライヴかもしれません。
それぞれ、みんなが探している答え。
それも、決してわかることのない答え。
でも、今回来られた人も、残念ながら来られなかった人も、次回、来てみてください。
きっと、美菜呼はその見つからない物を見つけていこうと思える勇気をくれるはずです。
10月14日ライヴ、アンコールラストの曲にふさわしく、空はよく晴れていました!
次回は、11月14日だ!

<こよ>

2001/10/14 MINAKO & MR.TAKASE   2001/10/14 MEMBERS

2001/10/14 JIROKICHI

 

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