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ライブ・レポート

オムニバスCD発売記念ワンマンライブ

    日時 : 2002/11/09(土) 20:00〜
    場所 : 高円寺JIROKICHI
    出演 : Vo & P: 美菜呼、B & chorus:平石カツミ、AG & chorus:近内 康広



<第一部>
 01.逢いたいよ
 02.Dear friends
 03.花かんざし
 04.Tumblin' Song
 05.恋ト呼ブモノ
 06.夜明けの雪

<第二部>
 07.平凡
 08.雨上がりのブランコ
 09.見えない翼
 10.向日葵
 11.風の中のヤジロベエ
 12.チョコレートケーキ
 13.宝島
 14.Train921号

<encore>
 15.12月の天使

2002/11/09 Jirokichi


美菜呼はヨーロッパで充電して帰ってきた。10/25日に発売されたオムニバスCDは HMVのヒーリングチャートで11/6日現在6位。気力は充実、気分は上々。今日のステージ はきっと素晴らしいものになる。
キマるためにはこちらのセッティングも重要だ。僕も開演30分前にジロキチに到着。 タバコは少し奮発してダビドフ。ビールの代わりにカクテルを頼む。

2002/11/09 Minako

いつものニーナ・シモンがフェードアウトして、美菜呼が登場。照明で輝く髪。黒い パンツに薄手の渋いハンミョウ柄の(?)シャツ。ピアノに向かい、歌の前に何か話 そうとする。ちらと嫌な予感が胸をかすめる。
「今日、前髪を立てようとして洗濯バサミ頭につけてたの忘れてそのまま電車に乗っ ちゃって…」
予感的中。それにしても、忘れるか?普通。これじゃ陽気なサザエさんもびっくりだ。
海外の歴史ある建物もイッヒリーベディッヒの力強い告白も、美菜呼を変えることは 出来ない。

2002/11/09 Minako


2002/11/09 Minako
オープニングは「逢いたいよ」と「Dear friends」をメドレーで。皆さん、曲の余韻に浸っているとき、 自然に次の曲のイントロが頭の中で始まることってないですか? このメドレー、僕にとってはビンゴ!!だった。ああ、気持ちいい。


「人は別れるために出会います。どんな大切な人とでも、いつかは別れます。恋人。 親。今の季節、別れると、余計身に沁みますね〜」
「花かんざし」は別れの歌。美しくて哀しい曲。
「さようなら」は日本語の中でも最も美しくて哀しい言葉だ。一方、「ありがとう」 は人との関係を継続させる力を持っている。でも、「今日までありがとう」って言葉 は、一言で二人のそれまでの関係を清算してしまう。・・・何言ってるんだ自分。早 くも酔いが回ってきたぞ。


2002/11/09 Minako

「Tumblin' Song」。
先日エベレスト登頂の女性最高齢記録を更新した渡辺さん(63歳!)のインタビュー をTVで観たら、「苦しいけど、足を前に出さなきゃ目標に近づけないと思って、一歩、 一歩、自分のペースで登っていくんです。」というようなことをおっしゃってました。
「もう少しだけ夢をみているつもり」そう、もうちょっと、もう少しだけ。一歩、ま た一歩。見えなくても、確実に夢の頂は近づいてくる。


2002/11/09 Minako


「恋ト呼ブモノ」。
「好き、か、なー?」って気持ちを歌ったんだって美菜呼は言います。
でも、違うよね。逢いたくて、触れたくて、もうとっくに好きになってる。そんな自 分に気付いて、どきどきしてるって感じ。
切ない気持ちってのはやっかいです。「はぁ、切ない。」文字にすると嘘っぽい。声 に出すと白々しい。みんな感じているのに、なかなか伝えられない。受けとめてあげ ることも出来ない。そんな気持ちを、この曲は何故か「自然」に伝えてくれます。
歌い終わって、美菜呼は「今思い浮かべていた人が、あなたが愛している人です!」っ て言って笑いました。少し誇らしげに、そしてほんのちょっとだけ、照れくさそうに。 コノヤロ。


「夜明けの雪」。
第一部、弾き語りのラストはこの曲。限りなく透明な朝。ぴんとはった空気。窓を開 けて飛び込んでくる鮮やかな色彩。心の殻がとかされて、初めて言えた言葉。
「やっぱり・・・どうしても・・・あなたが、すき」
これで第一部は終了。実はもう語るのが面倒くさい。言葉はもういいじゃないか、う まい酒を飲もうぜ、って気分。

2002/11/09 Minako


みんないい感じで酔いが回り、ボブディランの風に吹かれていたところで第二部へ。

照明が照らし出したのは三人。バンダナで頭を包んだギターの近内さんと、夏目漱 石かヒットラーみたいなヒゲを生やしたベレー帽の平石さんが並んで座っているのは なんだか笑いを誘う(失礼)。美菜呼はピアノに向かっているのでお客さんに斜め後 ろを向いた形。タンクトップ。季節感は無い(いや、失礼)。そんなアコースティッ クギターとエレキベースとピアノのトリオ。

2002/11/09 Minako
  2002/11/09 Mr.Chikauchi   2002/11/09 Mr.Hiraishi  


三つの楽器の伴奏にのって、軽やかに美菜呼の声が舞う。今日の「平凡」は、小春日 和に公園の芝生の上で木漏れ日を浴びながら食べる、彼女の手作りのサンドイッチみ たいな味だった。平凡どころか随分幸せだよね、これ。

「雨上がりのブランコ」が大好きだった我流流・我流会の「こよ」は今、やっぱり大 好きだったタイキシャトルやスペシャルウィークのふるさとで暮らしていると噂に聞 いた。いいなあ。いや、もとい。ヤツは何してるのかな。きっと、北の大地で夢中で ブランコをこいでて、その背中には虹が光っているんだろう。

2002/11/09 Taiki shuttle


「見えない翼」いい歌です。今日は特に良かった、の声も。この歌は風がモチーフ。 風の強い日を選んで咲いて、風を呼びなさい、と未来の声が聞こえて。風に吹かれて。 風に乗る。風を送ってくれて、ありがとう。
さて、問題です。「見えない翼」の中には無いフレーズは、どれ?・・・何の話だっ け。

季節感が無くたっていいじゃないか。11月に向日葵を歌ってもいいじゃないか。今年 は季節がせっかちで、3月にはもう暖かったし7月には梅雨は終わってたし、11月の 今はもう寒くて仕方がない。やっぱり季節外れ?でも大好きな曲。思いがけず出会え た、大輪の花に乾杯。
この2曲は今回のステージでは数少ない、歌い上げる感じでした。二人の男性陣のコー ラスもいい感じ。


2002/11/09 Minako, Mr.Hiraishi & Mr.Chikauchi



MC。今度は学園祭で歌うことになったとか。まさか、と思いながらも、またも不安 な予感が胸をよぎる。「目指せ、学園祭の女王!」・・・あーあ、言っちゃった……。


  2002/11/09 Minako   2002/11/09 Minako  
2002/11/09 Mr.Hiraishi & Mr.Chikauchi



「さびしさに宿を立ち出てながむればいづこも同じ秋の夕暮れ」。良暹(ぜん)法師 は、きっとジロキチは眺めなかったに違いない。
クジラの背中に乗って、ムラサキの夢を見ながら、宝島を目指そう!そう、夕日の向 こう、地平線(そういえば海なのに何で地平線なんだ?) の向こうに宝島はきっとある。「山のあなた」まで「幸い」を探しに行って泣きなが ら帰ってきたカールブッセも、ガンダーラが何処にあるか分からなかったミッキー吉 野もびっくりだ!!
・・・なんだかよくわからなくなってきた。でもいい感じだ。歌が終わって美菜呼が 叫ぶ。
「気分がいいです。皆さん、素敵です!」
yeah!!

最後はベースがエレキからウッドに替わり、完全アコースティックで聴かせてくれ た「12月の天使」。伝えられなかったこと。あの日逢いたかったこと。届けられなかっ た想い・・・。皆さん、今年の季節はせっかちです。きっとあっという間に終わっちゃ います。やり残したことはありませんか?大切な人に、伝えられてないことは何です か?


2002/11/09 Minako, Mr.Hiraishi & Mr.Chikauchi


今日気付いた。美菜呼の歌詞って、「触れる」って言葉が多い。「触れていたい」 「触れる」「触れるとき」「触れれば」「触れろ」・・・違うか。うぅ、酔った。景 色がぐるぐる回り始めた。でもなんだかいい気持ちだ。
今はただ、世界の端っこの国の素敵な地下室で、美菜呼の歌に触れられたことを喜ぼ う。

ちょっと苦くて、すっぱくて、だけどいつの間にかみんなを温かく包み、気持ちよ く酔わせる。
本日のジロキチの限定メニュー、カクテル「美菜呼」のご紹介でした。

<よっぱけへのもちん>


2002/11/09 Minako

 

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